【3.少しづつ精緻に】
前回より、顔と手元を描き込んでいます。

フェルメール『レースを編む女』模写の過程(3)
顔立ちが少し細かくなり、指先も描き込んでいます。
ただ、やはり単色なので、劇的に変わった印象は受けないと思いますが、根気のいる作業になっています。
なんと言っても、顔の表情はコンマミリ単位で違ってしまう・・・。目元、口元の僅かな色の濃淡でも、同様です。
人は、顔の表情については、ごくわずかな違いを認識していることを痛感します。
アクリルは、不透明な色もあるので、着色の段階でこの下塗りは消えてしまうかもしれませんが、原画の表情の分析も兼ねて、作業しました。
かなり根気のいる作業でしたが、モノクロの『レースを編む女』は、下塗りは次回で完成となります。
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